MY SONG [音楽]
先ほど帰宅したとこ、今午前1時すぎ。
週一、二回、演奏時間がとても遅い仕事があり、
帰宅がこんな深夜になるのです。
電車がなくなるので、自分で車を運転していくのです。
かえってくるころには、かなり疲れているのですが、
今日は、体調も思わしくなかったのと、なんだか気持ちもすぐれず、
今日は、身も心も消耗しきった感じで、我がノブナガ号の駐車場に到着。
ラジオからは、その番組のゲストのおすすめの曲が流れている。
今日のゲストは、スクープオンサンバニーというグループの「たけさん」なるひと。
そのグループも「たけさん」も全然知らなくてもうしわけないのだけれど、(勉強不足・・)
「たけさん」のおすすめは、ダニー・ハザウェイという人の歌う、「ソング・フォー・ユー」。
そう、レオン・ラッセルの。
「たけさん」は、
「今の自分は、まだ『ソング・フォー・ユー』を歌う器ではない。
『君のためにうたう』という内容のものを表現するのは、とても奥深いことが必要で、
今の僕は、歌い上げたり、歌い込んだり、歌い方を工夫することはできるけど、
もっと大切な何かを伝えられるようになったときに、この唄を歌いたい、
そして、それが、歌い手としての僕の目標でもある。」
というようなことを話して、その曲が流れた。
車のエンジンをとめ、そのまま、じっと、「ソング・フォー・ユー」を聞き入った。
「たけさん」の言葉をそのまま借りれば、
「メロディも詞も超えた、表現そのものが心にダイレクトに訪れるような」唄だった。
楽器は唄を超えることはできない気がする。
唄とはちがった何かを伝えるべきなのか・・・。
なんにせよ、こんなに消耗してて、充実した音楽なんか生み出せるわけがない。
仕事で演奏するときも、一生懸命演奏する、もちろん。
でも、ありとあらゆる音符を日夜音にしながら、いつもいつも、魂のこもった演奏をするというのも、無理な話。いけないいけないとわかっていながらも、ただ音楽を「流しているだけ」の演奏マシーンになっていることもある。こんなこと続けていたら、自分の中の音楽が、どんどんすりきれていきはしないか、って、不安になる。でも、音楽家だって、ごはんもたべるし、住むところもいる。たくさん演奏しないと生活していけない。不安だらけの毎日、もっと自分に厳しくならねば・・・。生来のお気楽者の私、久しぶりにまじめになやんでしまいました。というより、ほんまに、疲れてんねんな、たぶん・・・。
こんど、スクープオンサンバニーというグループの音楽をきいてみよ。
「たけさん」は、どんな歌をうたうのかな?
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