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今日も春待ち [叙情的四季彩]

香る花が好きである。

今日、沈丁花の蕾がふっくらとしているのを見つけ、また、春待ち病がひどくなった。今冬は、ずっと寒さ厳しかったので、春を待つ気持ちがいっそうつのる。こんなに思い焦がれるのは、思春期以来か・・・。冷え冷えとした空気の中で、沈丁花の香りを思い浮かべるのは、なかなかいいもんである。ちょっと遠慮がちに香る、あの感じ・・・。しかし、香りを思い浮かべるって、不思議だなあ。色や音、形や言葉より、味と匂いは、より抽象的というか、個人的というか。
私の中で、花の三大名香といえば、梔子<クチナシ>、梅、そして、沈丁花。梔子は、初夏の湿気た真夜中に、白いベルベットのような花びらからあやしく立ちのぼる艶香、梅は、凜としたしたたたずまいの枝振りにそれとなくただようなまめかしい香り。そこへいくと、この、沈丁花の香りは、どこまでも清々しい、深窓の令嬢(架空の生物か・・・)のごとき香りなのである。
父がまだ若かった頃、つまり、私がまだ子供だった頃、私と同じ春生まれの父はこの沈丁花の香りが大好きで、こっそり近所の街路樹の沈丁花の枝を、花のひとかたまり分手折ってきて、しばらく香りを楽しんでいたが、そのうち、花の部分を、鼻の下にセロハンテープで貼り付けるという暴挙に出た。根っからの芸術家気質の父、もう、ここまでくると、風情があるんだか、無邪気なんだか、滑稽なんだか、変人だか、わかんないのである。
その父は、往年のたばこの吸いすぎで、今は肺気腫になり、家でも、外出先でも、酸素チューブ必携の身になってしまいましたが、コロコロと酸素ボンベを引っ張って歩く散歩の折にでも、沈丁花の香りで胸一杯になるといいな、と願う、父親そっくりの娘の、心のうちです・・・。
春よ、来い。
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月がとっても青いから〜 [叙情的四季彩]

昨日は、とっても月がキレイでしたね〜。
ここ一、二年、月が大きくきれいな日が多いような気がする。
みんながパニックになるからNASAは隠しているが、実は、月の軌道の半径がどんどん狭くなってるんちゃうん・・・?

最近、ムスメの幼稚園のいろいろで、紙を丸めて、子供たちがおしりにくっつけるうさぎさんのしっぽを作ったり、彩とりどりのフェルトで、カワイイ動物たちを切り抜いたりする作業をしているせいか、あら不思議、見上げたまん丸いお月さんに、くっきりうさぎさんのお耳が!「あれが静かの海・・・」なんて思わない。「見る」という行為は、すごく主観的なもんなんやね。

余談ながら、幼稚園ママたちとの工作作業、ワタシの眼鏡は、密かに老眼鏡です。

(注)写真の月は、ネットで拝借してきたもので、私はこんなにキレイには撮れません。「挿絵」的なもんです。

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花見風情 [叙情的四季彩]

桜気候がやってまいりました。
元来、自分の世界に閉じこもるのが大好きなので、静かに桜を愛でつつ、「花の散るらむ・・・」などと呟きながら杯を重ねるのが好みなのですが、このイナタイ喧騒感もまた、一種の風情を醸し出してます。昼の花見景色であります。
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昼間に桜木のたもとで花にかこつけ酒を飲み、そのままどっかの店になだれこんで朝方近くまで、トライアスロン飲み、そんなふうで、ドンバの花見は昼と相場が決まっている。今年は、母製作のお弁当、わたしゃ運転手でノンアルコールという、なんともファミリーな花見になりました。懐かしやドンバ花見・・・。
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闘争の記 [叙情的四季彩]

音楽のココロと、ハイセンスなライフスタイルを綴った、
クールなこのBlogであるが、
>>><ツッコミ隊>『どこがじゃ〜、お笑いBlogちゃうんか〜!』
今日は、エラク生活感ただようネタである。

一昨日くらいから、例によって体調すぐれずバテバテで、
夜の仕事にそなえて、ごろんごろんしているとき、
な〜んか、コマばい(小バエ)がようけおんなあ・・・と、思ってた。
昨日、夕方ごろ、ちょっと、追い出してみようと近づいてみると、
ものすごい数のコマばいが、円柱状に右往左往しているではないか!
布きれでバタバタあおいでも、ウルトラマンのシュワッチのごとくチョップを連発しても、
瞬時に円柱が形成されてしまうのである。
仕事部屋のやや窓際、食べ物もおいてないし、クサイものもなし。
なんでその場所なのか・・?
窓は全開なので、私のシュワッチに驚いて退散してもよさそうなもんではないか・・・
早く網戸を買わなきゃと思っても時すでに遅し。

そのうち日没。
そうすると、円柱はいつのまにか解散して、そこいらの柱やらなんやらに、
各々、滞在し始めた。
まだ飛び回ってるやつもいる。
出かける時間が近づく。
とりあえず、柱のヤツらに、殺虫剤を噴霧。
しかし、そうそう家中に殺虫剤を噴霧するわけにもいかぬ。
こんなとき、家が散らかってると、よけい始末に負えない。
飛んでるヤツをパチンッとやってみる。
なかなかすばしこいし、そんなことではらちがあかん。
予定出発時間をすぎてしまい、タクシー出勤(T_T)
いつもは、玄関のとこの電気つけたまま出かけるのだけれど、
この日は真っ暗にして、廊下側の窓をちょっと開けて出た。
廊下の明かりに寄せられて、外に出〜へんかなあ、と、期待。

深夜帰宅後、明かりをつけると、
各々、思い思いにくつろいでた様子で、
出迎えてくれるヤツや、素知らぬ顔で壁や柱に貼り付いてるヤツ・・・
しょうがないので、暗くして寝よう、ニュースやってないかな、と、TVをつけると、
TVの画面に、どんどん、吸い寄せられてくる。
そこを片っ端から、ティッシュでつまんでやっつけてやった。
ひっひっひ・・・。
これで安眠・・・・

しかし、知らぬがホトケで、実は、ヤッつけたのは、ほんの一部でしかなかった。
朝起きてみると、
>>><ツッコミ隊>『昼過ぎ、起きてみると、やろ〜!』
家の中より外が明るいせいか、窓にビッシリとこまバイが留まっているではないか!
あわわわわ・・・
そこで、また、全面攻撃を開始!
ゴメンネ。私だって、好きこのんでやっとるわけではないのだ!
気分のいいものではない。
そこで、お得意のネット検索。
「小バエ・退治」
みんなの話を総合すると、結局昔ながらの「ハエとり紙」が一番とれるみたい。
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これですわ・・・。5個入り買ってきました。

これが、ものすごい粘着力で、ご想像通り、手がねちょねちょになり、難儀しました。
それに、集合住宅では、「天井に押しピンで固定」なんて、無理、
結局中途半端な場所に落ち着くことに・・・
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まず、仕事場窓辺に一基設置。
わかりにくいですが、写真中央部分に下がる、茶色のリボン状のもの。
こちらは、さっそく一匹捕獲成功。
うしししし・・・。
しかし、みなさんのブログに必ずあるのが「ハエのみならず、私もつかまりました」の一文。
こんな中途半端な高さなら、くりまき、捕まる可能性大!

そして、台所は吊すところがもっとなくて、レンジ横の壁のこんなとこ。
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これも見にくいですが、写真中央部、こちら腰の高さです。
キキメあるかなあ、こんなとこで。(´〜`;)
それに、ますますキケン!
これからは、家の中では常にハエとり紙のことを念頭において、
慎重な行動をココロがけなくては・・・。

それに、このなんともいえずレトロなオブジェが、
ハイセンスな我が家
>>><ツッコミ隊>どこがじゃ〜っ!
の景観を台無しにしてしまっている。
あ〜、今年も虫禍の始まり・・・
[るんるん]夏は来ぬ・・・・[るんるん]

エキサイトして、長くなってしまいました・・・。
余談ながら、手に着いたハエ取り紙のねちゃねちゃを、
必死で洗い流しながら、洗面所の鏡に映った自分の姿に目をやると・・・
Tシャツ後ろ前やんか!
一日中、この格好で近隣をうろついとったんか!
クールを通り越して、シュールです、私の場合・・・(´〜`;)
まあ、そのうち、「くりまきハエとり紙につかまる」ってな日記が出ますんで、
乞う、ご期待・・・・(´〜`;)




桜の通り抜け〜大阪紹介〜 [叙情的四季彩]

観光としての見所が少ない大阪・・・。
そんな我が街で、私のお薦めできるスポットは、
造幣局「桜の通り抜け」
毎年、通常のお花見シーズンに少し遅れて公開されるのは、
ほとんどが八重桜で、遅咲きのせい。
今年も、恒例、4月やや下旬に1週間、一般公開となりました。

くりまきは、初日、16日に訪れてきました。
平日の昼とあって、高齢者率高し。
しかし、桜の木って、なんか、若い人より、高齢者の方が似合って絵になるなあ、
なんて思いました。

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こんな風にみごとな枝振りの木も多い。

ちょうど頭上にかかるくらいに、花がたわわについた枝がいっぱいに伸び、
まさに桜の下を「通り抜け」ます。
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毎年、すごい人出です。
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昨日一昨日の週末は、お天気もよく、ピークだったでしょうね。
ご満悦顔のくりまきは、なんだか、桜餅みたいです・・・。

ここの桜、けっこう好みが分かれるところなんですが、
ほとんど八重咲き。
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もっと近くに寄ってみましょう。
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まるで牡丹みたいです。

いろんな珍しい桜もたくさんあります。
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これは、薄緑の花をつける桜。
はるの陽射しにあたると、なんとも表現しがたい風情です。

こちらは、枝振り、花ぶり共私の一番気に入った、「大島桜」。
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後ろにOAPの高層ビルを望みます。
この桜があるところが、通り抜けの終点。
ちなみに、造幣局内では、座り込みはもちろん、
飲酒、飲食、できません。
「え、それじゃあ、花見気分も半減・・・」
いやいや、ご心配なく。
しっかり花見風情気分が盛り上がったところで、
川沿いの長い長い公園へおりると、そこからは屋台びっしり。
その風情もまた一興。

大阪見物には、イチオシです!
[晴れ][晴れ][晴れ]


花散りそめし [叙情的四季彩]

ようやく春の陽射しも暖かい日が多くなって参りました。
くりまきは寒がりなので、これくらいで「やっと春」って気候なのです。

昨日は、無情の雨に桜の散る音がちらほら・・・・
その前に、大阪城公園で、仕事の合間をぬって、
桜見物、してまいりました。
友人のBlogで、たくさんの花写真を眺めてるばっかりだったのですが、
新しいカメラを誕生日祝いに買ってもらったことだし、
ようやく自分のスペースにもUP。
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大阪城ホールわきの桜。
お花見の人がびっしり。
わたしだったら、この気温でビールは、ちょっと寒いかな・・・。
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満開一歩手前ってところでしょうか・・・。
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水上バスから桜見物する人も。
これは乗ってみたいなあ・・・。
昔の貴族の「船遊び」って風情・・・。

しず心なく 花の散るらむ

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おや?
これは、花の種類が違いますな?
いえいえ、
こちら、れっきとした桜えび、釜上げでございます・・・。
静岡県最上川産。
これもまた、春の風物詩ですな。
んまっ!





今日のいろいろ [叙情的四季彩]

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一気に春の陽気となり、
咲きました!
満開!
きれいな色だったのね!
つぼみのときはわからなかったけど。

実は、携帯電話を修理に出した。
代替機種では、な〜んか、写真とりにくくて、うまくお見せできないのがココロ残り。
で、デジカメは、フル充電しても、一日で全部放電しちゃうくらい、
バッテリーが[右斜め下]
カメラ事情が最悪なんです(´〜`;)

閑話休題。
昨日、土井さんが無事、エンデバーにて宇宙へ旅立った。
い〜な〜。
死ぬまでに、気軽に宇宙旅行体験できるような時代は到来するんだろうか?
インターネットの記事で見たところ、
今回の旅のために開発された、宇宙食のお好み焼きや焼き鳥があるらしいではないか!
宇宙船の窓越しに、間近にせまる月面のクレーターなんかを頭上に眺めながら、
お好み焼きや焼き鳥で、冷えたビールをごくっ!
く〜、たまらんではないか!

Spring Has Come [叙情的四季彩]

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は想へど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

3月に入っても寒い日が続きます。
ここのところ体調が悪く、寝てばかりでパソコンに向かうのすらおっくうな私です。

それでも春は、ひとあしひとあし、近づいてますね。
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先月はじめに買ってきてからひとつき経つのに、
固く固くつぼみを閉じたままだったフリージア、
咲くのを今か今かと心待ちに、ふくらんできました。

春よ来い、早く来い。

こっちのティッシュはあ〜まいぞ [叙情的四季彩]

1/31の、山村さんライブ、無事終了。
山村さん、サキタさん、池田さん、の、
強力な個性&パワーに、またまた、「音楽とはなんぞや・・」
と、考えつつ、エネルギーをもらった一日でした。
弦楽隊の皆様にも、
頼りないこのオヤカタを助けていただき、お世話になりました。
聴いてくださった、お客様、ほんとうに、ありがとうございました。
今後とも、一層の精進でがんばってまいります。
(ただのアイサツじゃなく、本気です!!)

閑話休題。

花粉の季節到来。
私も花粉対策に、まず、このやわらかティッシュ買いました。

エリエール、ローションティッシュ。
このティッシュ、甘い。
お持ちの方、ぜひ、なめてみてください。
なんで、甘いんやろなあ・・・。

ちなみに、
食うにも貧して、ティッシュを食したわけではありません、
たまたま、口に入っちゃっただけです、念のため。


秋深し [叙情的四季彩]

木々の葉の 陽ざし惜しみて 染まりゆく

普段はキタナク思える大阪の街ですが、
先日、連休の朝、仕事に行くために御堂筋を車で走っていると、
普段とは打って変わって、車もほとんどなく、静かで、
色づいた銀杏並木が目にも穏やかなのでありました。
とそのとき、かけていたスティーヴィー・ワンダーのCDが、
ちょうど、ステイゴールドに・・・・。
ハーモニカのイントロとともに、銀杏並木が突然金色に輝いたような錯覚にとらわれました。
は〜、美しかったです。

ずっと御堂筋を走っていたかったのですが、
南行き一通ですし、それに、仕事遅れるしね・・・・。
ちなみに、運転しながら写真は撮れないので、
画像は無断拝借ものです。

もうひとつ、秋のお題を。

今シーズン、初牡蠣。
それも、広島で。
毎度おなじみ、お好み焼き八昌にて。
この、鉄板がうまみを引き出すわけですな。
最高!
では、もう一句。
鉄板の 厚きに初牡蠣 舌鼓
情緒も何もあったもんやないですね・・・・。


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