音楽産業のゆく道 [音楽]
MacPeopleを読んでたら、
「EMI、iTunes StoreでのDRMフリー化を発表」とあった。
音楽産業界と、著作権の絡み合いの歴史を簡単に解説してある、
なかなか興味深い記事だった。
そもそも、誰のための著作権保護なのか?
アルバムがLPだった時代、
「やっと、***の新譜買ったで。」
「あ、貸して貸して。かわりに、###のベスト版貸したる。」
てな程度で済んでたうちは、さほど問題もなかった。
ところが、
見知らぬ何百万人(この単位は、憶測です。)という人が、ファイル交換を通じて、
さまざまなメディアを手に入れ放題、
一般家庭で容易に扱えるリーズナブルな機器で、コピーし放題では、
たまったもんじゃない。
著作家個人レベルでも、困った話なのに、
レコード会社は、投資してる額も巨大なだけに、
そりゃ、だまっちゃいないでしょ。
しかも、このテの問題は、イタチごっこで、
結局ワリを喰うのは、善良な一般ユーザーと相場は決まっている。
日本では、「著作権」というものの考え方は、
そろそろ一般に浸透してきたように思う。
しかし、スゴイ国もあるのだ。
4年ほど前、南米のとある国を訪れたとき、
町のいたるところに小さなCDショップがあって、
まるで、たこやきの屋台のように、
店頭でCD-R機器を使ってCDを焼いて売ってるのだ。
ある一つのものの考え方が民衆に浸透するには、様々な啓蒙を経てるんだな、と、改めて実感した。
音楽鑑賞は新しい時代を迎え、
ますます身近に、手軽に、いつでもどこでも音楽が手にはいるようになった。
それだけ、価値も軽くなった。
そんな時代に、「価値ある音楽」とはなにか。
それはね、
奏でる人と、聴く人が、直接心をつなぐことができる音楽、
そう、「生」の音楽。
これはどんなメディアでも手に入らない。
発する人と、受け取る人が、同じ時間と空間を共有することで成立する音楽。
これからは、「生」でっせ。
さ、うちらの出番出番・・・!!!
がんばらな〜!
(お気楽・・・・・)
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