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珍メニュー [お仕事四方山話]

私は、週1〜2回、某地の高級クラブで演奏しております。
こんな仕事でもしてないと、足を踏み入れることは一生なかったであろう世界なのですが、
なかなか、おもしろい事件がいっぱい、いろんなお客さんもいて、
本業である演奏はともかく、なかなか、興味深いこと満載なのです。

私はこの仕事のとき、休憩時間にときおり、厨房を訪れて、お茶やおやつをいただいたりしながら、
おもしろい厨房チーフと話したりして和んでいるのです。
厨房といっても、高級クラブですから、その日のオードブルと、あとは、
乾きモノや、フルーツ、チョコレートなどがほとんどで、
食事ものは、外からの出前なのです。
で、このオーダーがけっこうおもしろい。
サンドイッチや、お寿司は、ありがちですが、
おにぎりや、お茶漬け、おみそ汁。
家帰って食べ〜な。
たこやき、ラーメン。
だれかの誕生日に高級パティスリーのケーキでお祝いのあとは、
だれも食べなかったりで、厨房でいただきます、の、ラッキーなことも。
おつけもの、
焼酎のあてかな?
カラムーチョとベビースターに堅いほうのポテトチップス。
駄菓子にもこだわりあり?
十ン万円もするワインが出たかと思うと、
梅昆布茶がオーダーされる。
梅昆布茶、いったい、おいくら?興味津々。

昨日は、極めつけの珍オーダーが。
カレーうどん、しかも、クラブの中でも特別な、「VIPルーム」。
においこもりまっせ。

余談ながら、
先日、行きつけのショットバーで、
「酒を飲むのに、照明と音楽、どっちかしか選べないとしたら、どっちとる?」
という話になった。
みなさんは、どうですか?
むずかしい選択でしょ?
私の場合はですね、
まず、照明の話をすると、
酒を飲む以前に、くりまきは蛍光灯がニガテ。
うちは、全館黄色い白熱灯色。
だから、照明は雰囲気ばつぐん。
(それ以前に、もうちょっと片づけたほうがいいとは思うけど。)
ただ、うちにヴァイオリンのレッスンに通ってくださる方には、ちょっと、楽譜見にくくてもうしわけない。
でも。
やはり、音楽は、大事。
全く音楽がないのは、それはそれで、とてもよいことです。
しかし。
自分が、雰囲気にそぐわないと思う音楽は、絶対 NGです。
ショットバーに居合わせた男性は、
「僕は、照明の雰囲気がよかったら、モーニング娘がかかってても、OKだな。」
と言ってましたが、
わたしと、マスターのKっちゃんは、
「店、出るね。」
という意見。
私の大好きな、原田宗典氏も、エッセイの中で、
「夜更けに、重厚なアンティークのインテリアの中で、
高級なガウンをはおり、革製のソファに深々と腰をおろし、高級な葉巻をくゆらせながら、
ブランデーの香りを楽しもうというときに、
ちびまるこちゃんのテーマが「ピ〜ヒャラピ〜ヒャラ・・・」と流れたら、
絶対酒がまずい!」
というようなことを書いておられた!
ともあれ、
音楽家の私がいちばんくつろげるとしたら、やはり、何も音楽の流れていないバーかな。
行きつけのそのバーは、ながれているJAZZとPOPSが、私好みだから、大好きだけど。

さらに余談ながら、
ちょっと前の話になるが、こんな NGも。
仕事の嵐で、ひどいスケジュールのある日の朝をヒドイ二日酔いで迎えた私、
時間もナシ、食欲もナシ、だけど、なんかお腹に入れとかないと・・・、
と、近所のファーストフードおうどん屋さんへ。
そのときのBGは、ボサノヴァ。
あのね、プラスチックのお椀に入ったうどんを(まあまあおいしいとはいえ、)
せわしなくずるずると食べる場所で、
カルロスジョビンは、ちがうでしょ。
いいじゃん、無理して音楽かけなくて・・・、
と思うのは、私だけでしょうか?

と、話はあらぬ方向へそれたけど、
ゴージャスな調度品と、高級クラブホステスさんに囲まれて食べるカレーうどん、
お味の方はいかがなものでしょう?
ママのシャネルのドレスに、カレーとばさんように、気〜つけてね。


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