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うたのちから [音楽]

ムスメが、
なつかしい曲を、ピアノで弾いている・・・・


少し前に、歌番組のお仕事をした。
懐メロ中心の内容なのだが、
中で、私も昔とっても好きだった、当時「フォークソング」と呼ばれたジャンルの曲があった。
作曲者でもなく、ヒットさせた歌手でもなく、昔とも違うアレンジで歌われたその曲に、
私は、昔と変わらず、胸熱くなった。
歌がうまいとか下手とか、アレンジがいいとか昔といっしょとか違うとか、
そういうことを越えて、「歌の力」ってあるんだな、とも思ったけれど、
自分は当時、思春期前の多感な頃で、そのときに感じた強烈な印象が残ってて、
特にそのころの歌の印象が強いということもあるかも、とも、思った。

ところが、
しばらくして、ムスメが、しきりとその歌を歌うのである。
「ママの出ているテレビを見て、あの歌がすごく好きだったの。」
今時の子どもらしく、スマートフォンの操作も朝飯前、
私のお下がりiPhoneの「ボイスレコーダー」で、番組を録音してたそうで、
その中の好きな曲を繰り返し聞いている。
歌詞を書き出したり、
当日のイントロを再現しようと、ピアノで一生懸命探ったり・・・・

その曲は、「なごり雪」。
なんとも切なく美しい歌詞に見事に調和したメロディの名曲である。
ムスメは6歳、歌詞の意味がわかっているとは思えないが、
なにか、この歌のよさを、ものすごく感じたようなのである。
40年前の歌が、6歳の子の心を打つ。
純粋に、世代も越えて、「歌の力」って、やっぱりある。

「この歌のな、すきなとこ、あんねん・・・『今、春が来て、きみは、きれいになった〜』・・・」
あどけない声で歌う表情は、妙に大人っぽく見える。
便利なインターネット時代、歌のことを少し調べてみると、
伊勢さんは、この部分を最初に思いついて、他の歌詞とメロディを完成させていったそうである。40年の時を越えて、6歳の子どもに、歌の心が届いてますよ、伊勢さん。

ちなみに、この曲を、「22歳の別れ」と、対にして聴くといいという話もあった。
なるほどな・・・

「去年より ずっと きれいになった・・・」
こんな切ない出来事が、君に起こる日がいつかは来るのか・・・
母の若かった頃のように・・・・

東京では、昨日、4月の雪が降ったそうである。
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